未使用の硯でしたが、みにすた流のチューニング（改刻・整備）した羅紋硯です。
硯裏に「玉山石 秋雲刻」と彫られています。
羅紋硯の本家本元、玉山羅紋石（江西省。歙州硯の里、芙蓉渓の西方にあります）で作られた硯です。（本来の羅紋は歙州硯の石紋の一つです）。

布に「芳龍閣刻」とありますが、雨畑にあった芳龍閣の秋雲さんの作硯です。雨畑のベテラン職人が作った羅紋硯、かなり珍しいお品です。
（多分、石の掘り味性能をテストするために作硯したのだと思います。）。

そういう珍しい硯、かな用に作ってみました。
通常だと、かな・漢字用と呼んでいるチューニング（＋工夫）です。

羅紋硯は普段扱っていないのですが、以前依頼されて十面以上まとめて作った事があります。
主に教室の先生（師範の方）のかなにご利用いただきましたが、墨色もよく磨り味も素晴らしい、とのご評価をいただきました。

もちろん、もっとよい墨色が出る硯も私にはあります。
でも、かなの初心者～師範ぐらいの方には最適な硯です。
滑からに気持ちよく磨れて、速く墨が黒くなり、墨色よく、伸びが出る様に作っています。

羅紋硯？？？
学生用と違うの？と思う方、是非お試しいただいて他の羅紋との違いを感じていただけると嬉しいです。もちろん漢字にも使えます。

何度もいいますが、硯は石ではなく、作りが大事です。
ちゃんと作れた先に石の特性が出ます。

が、ちゃんと硯を作れる方を、私は一人も見た事がありません。

サイズ：13.5×9.2×1.7cm
重量：400g

チューニング：墨おり、墨色、墨の伸びを良くして、よい字・画が書ける様にする整備の事です。字が上手くなった様に感じるとお客様から言われます。

＊墨と同梱であれば墨を400円／本お値引きしてます。
書 書道具 墨
硯 スズリ すずり
かな 仮名 漢字
日本画 水墨画 墨絵 絵手紙
端渓硯

#[010b025f020f0602050b0c0b000706]#