1990年式 ピン アイ2 プラス ベリリウムカッパーモデル 3〜S 計9本セット オリジナルグリップアクア カラーコード オレンジ 『飴色に変わった銅の色って魅力的なのです。 金属の冷たい無機質感より暖かさ柔らかさを感じませんか』銅楽器扱う方から良く聞きます。 クラッシックな圧倒的存在感。 メッキで無いベリリウムと銅の合金素材ベリリウムカッパー製『ベリ』『カッパー』等と呼ばれ人気を博すも発売後に突然生産中止、鋳造時に出るガスと研磨切削時の粉塵が人体に影響あると言われた製造工程での理由。時間と共に酸化し変色するショップ泣かせ素材も希少モデルゆえ近年はコレクターズアイテム化、コアなファンから愛され続ける伝説の名器です。 こちら2010年に複数保有するマニア知人から譲り受け5ラウンド程使用、現在は管理しながら観賞用として飾ってます。 ネックに刻まれたシリアル番号全て一致、スタンダードシャフトのZZライトは緑ラベルなので日本仕様の証。知る人ぞ知る経年硬化し難航するグリップと両面テープ剥がしは済んでいるのでお好みグリップへ移行も簡単。 ガリ傷や溝潰れ見当たらず渋く燻んだヘッドと輝くシャフトの美しいコントラスト、画像の通り高レベルをキープしてる状態です。 ラウンド連れ出せばキャディバッグから目立つこと請け合い、飾ればビンテージ感が部屋の雰囲気変えてくれ所有感満たされると思います。 以下余談 マッスルアイアン全盛期、ピン創設者であるカーステンソルハイム氏はキャビティを世界で一番早く取り入れ発表。 [グースネック][ソール形状][重量配置]全てに緻密な計算と意味がありステンとカッパーでフェイスの厚みを変え細部までこだわり造り上げた匠の技。斬新で奇抜なデザインは酷評され認知されるまではかなりの時間を要した様ですが、その優しさは保守的だった業界にセンセーションを巻き起こしたのでした。 アイ2進化の為に情熱を注ぎ込み細かな改良を重ねるも創造的ゆえにUSGAとの角溝論争で濡れ衣を着せられ余儀なくモデルチェンジ。 このアイ2プラス発表を最後に長きにわたる歴史の幕を降ろすこととなりました。 主観の御託を長々と書き連ね申し訳ございません大変失礼しました。 時代の先駆者に思いを馳せJAZZでも流し眺めながらレトロ気分に浸り味わう一杯は格別、希少価値ご理解頂けると嬉しく思います。