【青銅器について一言】   ◎人類の多くの文明は石器⇒青銅器⇒鉄器という時代を経て現代にいたる。 ◎青銅器は人類の物作りの原点と言っても過言ではない。 ◎実用から祭祀の神聖なる道具となり、やがて権威の象徴ともなる。 ◎鉄器の登場と共にすたれるが、その意匠や造形はその後の器物の手本となる。 ◎多くの意匠は日本にもたらされたものもあり、東洋の美のルーツのひとつと言える。 ◎特に古代中国の青銅器は、世界に比類なき高度な技法と豊富な種類がある。 ◎わが国には青銅器と鉄器がほぼ同時期に入り青銅器の必要性があまり求められず、ほとんど発展しなかった。（銅鏡や銅鐸） ◎しかしその後渡来物として重宝され、茶道においては、青銅器はあらたまった茶席に興じられることが多い。   【本作について】 ◆作品名：四羊方尊 ◆本来用途：酒器 ◆原作時代:商代後期 ◆サイズ：H17.5㎝×W15㎝ ◆重量：1193g ◆特徴：中国青銅器で最も有名な作品のひとつ。国宝に指定され国外貸出禁止文化財。 ◆意匠：四方の羊が特徴的。羊は生贄として最上のものであり、神への畏怖の念を表している。饕餮紋は魔除けの代表的紋様。全体に回紋の雷紋が施され神聖な器であることを表している。あと鳳鳥紋、獣面、蕉葉紋なども配されている。 ◇s016 ◇歴史教材としても使っていただけます。 #青銅器#中国#殷#周#置物#魔除け#花器#歴史#床の間#教材 #青銅器#中国#殷#周#置物#魔除け#花器#歴史#床の間