本日はお立ち寄り頂き、有難うございます。 この商品の存在は、ＮＨＫ日曜美術館で２０１２年に「木村伊兵衛　天然色でパリを撮る」として紹介しており、その当時は絶版となっていたのが、版元の朝日新聞出版が、再度、復刻したものです。 有名な本ですので、内容の紹介はＮＨＫの番組サイトや他の通販サイトのレビューに委ねます。 元々は1974年にのら社から「木村伊兵衛写真集　パリ」として出版され、のちに朝日新聞出版から2006年に出版後、廃版となり、今回、出品しているものは2012年に復刻したものです。のら社刊と比べまして、木村の弟子の田沼武能氏（前日本写真家協会会長）らが監修していて、写真のチョイスも少し異なります。 なにしろ非常に高価な写真集ですので、家内に相談し、ＯＫをとってやっと手に入れた思い出があります。そのような経緯から、商品到着後から密閉袋に入れ、年に一度の虫干しも行っていますが、密閉袋から取り出すだけで、箱からは一度も出したことがありません。本当に未開封です。よって中身の状態は不明です。 虫干しは、ケースから取り出して、半開きで半日、風通しの良いところに置くのが良いのは分かっていますが、当時カメラに凝っていてこの本は写真の神様のように大切に保管してきましたし、最近の印刷では、紙魚（しみ・紙を食べる虫）も出にくいと聞きます。それで、そのような保管で現在に至っています。 あまりお譲りするつもりはないのですが、いくら大事だとはいえ、そのような保管がこの本にとって良い事なのか、疑問に思ってきました。 そこで今回、このような金額でお出しすることにしました。この本の美術的価値、そしてそれが新品・未開封で残っている事実。それらがお分かりいただける方、ご検討いただければと思います。 本日はお立ち寄り頂き、有難うございました。