2020年に六万円で購入した空女作の華薩摩です。 　薩摩焼は江戸時代中期に薩摩藩有村碗右衛門が京都・御室釜で錦手・金蘭手の伝習を受けて創始した事により始まります。 『京薩摩』は元祖である京都の錦手・金蘭手の細描画を、類似する薩摩焼と区別するために付けられた名称です。 　空女の華薩摩は、京薩摩の技法を伝承する作品で、京薩摩との違いは磁器に錦手・金蘭手の細描を施している点です。 色絵技法は仁清などの土物の生地に描くのに比べ、磁器に描くのは困難といわれ、その中でも細かい図柄は特に難しいとされています。 　空女の作品は京薩摩の技法にこだわりつつも、古くからある京薩摩の写し文様にとどまることなく、独自のデザイン・発送で新しい展開を見せています。 京薩摩　空女作 伝統工芸士　小野多美枝 華薩摩 色絵細描　ぐい呑み サイズ(おおよそ) 口径9cm 高さ3cm お品の状態 未使用品です！ 割れ欠けなく、綺麗なお品です。